Antelope Audio Edge モデリングマイクロフォンはやっぱりスゴかった!

■ANTELOPE LAB: ON THE EDGE

2018年10月27日
@音響ハウスさんにて開催された[ANTELOPE LAB: ON THE EDGE]に参加してきました!。

このイベントは国内屈指のスタジオのコントロールルーム環境の中で、数々のヴィンテージマイクロフォンとAntelope Audioのモデリングマイクロフォンの音が比較試聴できるという、またとない機会です!。

■Edge モデリングマイクロフォンシリーズ

当日の司会進行はAntelope Audio製品のサポートでも日頃お世話になっているAntelope Audio Japanの小長谷氏。

まずはAntelope Audio社のモデリングマイク[ Edge ]のシリーズ化に伴う新製品の紹介から。
これまでは[ Edge ]だけだったのですが・・・

今回シングルダイアフラムの
[ Edge Solo ] が発売。

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シリーズ化に伴いこれまでの
[ Edge ]が[ Edge Duo ] へ名称変更になりました。
外観のカラーリングに若干の変更がありましたが、ハードウェア的には同一とのことです。

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そして最上位のVR機
[ Edge Quadro ] も加わり、ラインナップの完成です。
どのような用途で、どのように使うのか・・・。[ Edge Quadro ]はシチュエーションも含め実際の使用が難しそうですね。

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■その場でレコーディング

その後は、用意された素材で試聴するのではなく、プロのヴォーカリストの方による歌唱をその場でレコーディングしていきます(リテイクなどもあり、「ヤラセ」なし!)。
システム的にはDiscrete 8のマイクプリを使用して、その後Orion 32 HD を介してPro Toolsシステムにレコーディングされます。
なお、HW/プラグイン問わず、ダイナミクスを含むアウトボードの類は一切使用しません。

当日揃ったマイクは、「壮観!」の一言。
これだけのマイクの音を一度に聞き比べることが出来る機会はそうありません。
Antelope Audioさんも「世界初!」と謳っています。

・NEUMANN U47FET
・NEUMANN M49
・NEUMANN U87
・NEUMANN U67
・NEUMANN U47Tube
・AKG C12
・AKG C414
・SONY C-800G

■比較試聴

休憩を挟んで、いよいよ比較試聴が始まります。

まずは、Edge Duoの「素の音」から聞いていきますが、Edge Duoは純粋に「マイクロフォン」としての素性が非常によいことがわかります。

「モデリングマイクロフォン」としてのシステムは他社からもいくつか発売されていますが、「モデリングのシステムではまず良い音で録れることが重要」との信念から「本国のエンジニアはかなりのこだわりをもって設計した」と小長谷氏。
他社のシステムとは、一線を画すものであることがうかがい知れます。
ヴォーカリストの方からも、「細かいニュアンスも拾ってくれるので、表現のしがいがある」と好評でした。

面白いのは、エミュレーションマイクの選択肢の中に Edge Duo 自身があり、選択できること。
しかしこれを選択すると、さらに Edge Duo の良さが際立つのです。

その後、様々な方法で比較試聴を進めていきました。

マイクごとに、

Edgeの素の音→モデリング→本物
Edgeの素の音→本物→モデリング

と順番を変えてみたり、

オケあり、オケなしで聴いてみたりと、様々な方法でじっくり聞き比べが出来ました。

司会の小長谷氏も本当に正直な方で、不必要に自社製品を持ち上げたりせず、第三者的なエンジニア目線でのコメントに大変好感を持ちました。
「ホンモノはやっぱりスゴい!」と認めてしまうところも大好きです(笑)。

小長谷氏も、当日苦心されていましたが、マイクロフォンのというか、そもそも音のニュアンスを言葉や文章で表現するのは大変難しいことです。
言葉を越えて伝えるにはやはり「実際に音を聞く」以外には方法はありませんので、それぞれの評価はここでは書かないことにします(というかホントに書けない)。

そもそもヴィンテージマイクロフォンには、ひとつひとつに個体差があり、当日現場にあったものと、モデリングに使用されたであろう個体では音も違うはずです。また、レコーディングの際のヴォーカリストの口とマイクロフォンの距離の違いなどもあり、当然ですが出てくる音は「まったく同じ音」にはなりません。

しかしながら、マイクロフォンそれぞれの個性、周波数特性などの音の傾向、ふるまい、空気感、雰囲気といったものはあきらかに聞き取ることができました。それぞれのマイクのキャラクターは表現されていたと思います。

■結論:恐るべきコストパフォーマンス!

Antelope Audio Discrete 4であれば、Edge Duoマイクロフォンとのセットで241,920円(税込・2018年10月29日現在)。
また、Edge Strip というパッケージであれば、Edge DuoマイクロフォンとMP マイクプリとのセットで156,600円(税込・2018年10月29日現在)なので、Edge Duo単体が132,840円(税込・2018年10月29日現在)ということを考えると、Edge Strip のコスパが高いと思います。ご自身のオーディオI/Fのシステムを既にお持ちで、そこにモデリングマイクロフォンを追加導入する際の選択肢としては最適かも知れません。

これだけの投資で、数々のヴィンテージマイクロフォンのバリエーションを手にすることができる。
このことが、恐ろしくハイコストパフォーマンスであることを改めて思い知らされました。

最後に、今回は試聴環境が大変良かったことも、重要なポイントだと思います。
国内最高峰の商業スタジオのコントロールルームで、これだけのマイクロフォンを聞き比べる機会を提供していただいた、Antelope Audioさん、音響ハウスさんに心より感謝申し上げます。

 

ありがとうございました。

■Antelope Audio Edge シリーズは「サンフォニックスオンラインショップ」でお求めいただけます。

 

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