2021年02月初旬現在。発売が待たれるBOSE L1 Pro シリーズ。
前回、「Bluetooth に対応!」とご紹介しましたが、今回はそこのところをもう少し詳しく見ていきましょう。
もくじ
他社の製品では、Bluetooth デバイスからの音楽再生はほぼ「当たり前」になっていましたが、今回L1 Pro でもそれが可能になりました。
さらに、Bluetooth 経由でミキサー機能のリモートコントロールが可能になったのです(YAMAHA STAGEPAS 1K などでもできますよね)。
その、リモートコントロールのための「Bose L1 Mixアプリ」はiOS / Android に対応しており、もちろん無料でダウンロード/インストールが可能です。
デバイスのBluetooth をオンにしてから、アプリを起動すると、使用可能なL1 Pro システムが表示されます。
画面の [ > ] を押すと、ミキサー画面が現れます。
左上のスピーカーアイコンで、複数のシステムの中からコントロールする個体を選択できます。
右上の歯車(設定)アイコンで詳細な設定が可能です。
この画面で、本体で操作可能なパラーメータをすべて操作可能です。
ボタン、ツマミを操作をするたびに、デバイスのバイブレーションを使ったレスポンスが返ってきて「操作感」があります。
各つまみのインジケーター類は本体とリンクして動作します。
画面の一番下の[ < OFF > ]はSYSTEM EQ の切り替えで、
・LIVE
・MUSIC
・SPEECH
の3つから選択できます。
アマチュアの方や知識のない方が、簡単に用途に応じて切り替えて使用可能です。
ハイ。
ここまでは「本体で出来ることがリモコンで出来るよ」というだけなのですが、L1 Pro がスゴいのはここからです。
先ほどの歯車アイコンを押して「製品設定」に入ると[ TONEMATCH ]の項目があります。
この中には、システムに接続されるであろう マイクロフォンや楽器(中には「こんなのつなぐんかい!?」というモノもアリ)のEQプリセットが多数納められており、このリストからチョイスするだけで最適なEQプリセットを呼び出すことが出来ます。
このリストが大変充実しており、マイクであれば・・・
ギターには、Gibson、Matinなどはモチロン、圧巻の品揃え(笑)です!。
Fender ストラトやテレキャス。Line6 POD 用ってどういうこと?。ベースも入っています!。
このリストを見ただけで、L1 PRO を欲しくなっちゃう人もいるのでは?。
弊社レンタル事業部の、アーティストをサポートするローディースタッフも、エレアコで試したところ「オイシイところが強調されて、非常に気持がイイ」と評していました。
EQプリセットによって、通常の[High][Low]のEQポイントも変化しているのかも知れません。
また、その他の楽器もラインナップされており、サックスプレーヤーさんがバンドに持ち込んだりするのにも良いかも知れません。
さらにシーンメモリー機能で、L1 PRO システムのこれらのセッティングの詳細を10個までメモリー可能で、それらは瞬時に呼び出すことが可能です。
曲や出演者に応じたセッティングを仕込んでおけば、とっても便利に使えます。
また、弊社の事務所内で、L1 PRO 8を BGMシステムとして使用してみましたが、
・カバレッジエリアが非常に広い
・遠達性能が高い
この2つのポイントゆえに、小音量でも広い範囲に「良い音」が届くので、非常に心地よい空間演出ができました。
また、先述の[ L1 Mixアプリ ]でデスクに居ながらにして、音量など各種コントロールか可能な点もとても便利でした。
そして、事務所での試用期間中にこんなことが・・・。
たまたまメンテナンスに来ていた電話工事屋のおじさんたちが、L1 PRO に気が付いて、
「おい、このスピーカー、どっから聴いてもおんなじ音するゾ!」
「ホントだ、スゲ~!」
正面から聴いても、横の方から聴いても、変わらず良い音がすることに、素直に感動されていました。
音のプロでない方でも、その良さにすぐに気が付く。L1 PRO の優秀さを証明する出来事でした。
小規模なカフェやバーであれば、BOSE L1 PROが1台あれば、BGMシステムとしても、また時々アコースティックライブを開催したりするのにもとても重宝すると思われます。
ぜひ!アクティブに使って欲しい!、BOSE L1 Pro シリーズはサンフォニックス各店で、販売予定です。