BOSE Veritas シリーズ Bluetooth レシーバー搭載 スマートミキサーアンプ 登場!

 いやー、皆さんやっと出ましたよ!。何がって?、BOSE PROFESSIONAL のBluetoothレシーバー搭載の設備用パワーアンプですよ。
 これまで最も多かったと言っても過言ではない「Bluetoothは使えないんですか?」という質問に「もちろん搭載してますよ!」と胸を張ってお答え出来る日がようやく来ました。
 アメリカでは、先行して発表され、既にプロダクトアワードなども受賞している、BOSE PROFESSIONAL Veritas (ベリタス=ラテン語で「真実」という意味だそうです)パワーアンプシリーズが、日本でも発売になりました。
 今回はデリバリー前に250BL をお借りできましたので、早速詳細を見て行きましょう。

もくじ

■つないでみる

 手元のBOSE PROFESSIONAL FS2SE につないでみます。
 スピーカーOUTが、ネジ式のターミナルからユーロブロックになりました。
 ハイ、単純に楽チンです。
 あと、ネジ式のターミナルだと、下手な人がつないだ場合に、ショートさせてしまったりする可能性があるのですが、その危険性が大幅に下がると思われます。
 業者さん的にはチェックやつなぎ替えの作業がたいへんやり易くなって助かります。

 次に電源ケーブルもつないで、電源ON!青いLEDインジケーターが灯り、ディスプレイにQRコードが表示されました。コレは、何らかの操作をするか、一定時間が経過すると自動的に消えるようです。
 製品のコントロールは同社の製品である[ S1 PRO ]で採用されたディスプレイとノブを使用するユーザーインターフェイスになり、操作が直感的で容易です。

 基本的には、

・VOLUME (音量)
・TREBLE (高音域の調整)
・BASS (低音域の調整)

 の操作が行えますが、長押しすることで、より詳細な設定を行なうモードに入れます。

 やはり最初に本製品の「目玉」であるBluetooth 接続を試したいので、メニューに入っていじくってみましたが、それほど迷う事なく容易に接続できました。

■BOSE PROFESSIONAL のスピーカーはBOSE PROFESSIONAL のアンプで

 Veritas シリーズにはBOSE PROFESSIONAL スピーカー30機種ののプリセットEQが搭載されています。
 ただつないで、EQ設定がFLATのままでももちろんそれなりの音が出るのですが、今回使用したFS2SEのEQに変更すると、音が大きく変化しました。
 FLAT のままだとシャカシャカしたサウンドですが、EQをFS2SE に設定してやると、途端にグッと芯のある落ち着いた音になりました。
 そして、[ TREBLE / BASS ] の効き具合がとても音楽的になります。特に[ BASS ]にしてノブを回してやると、これが絶妙な帯域でブーストされとても印象に残りました。
 JAZZ を[ BASS ]マシマシで楽しむのが、個人的にはオススメです!

 IZA250-LZ にもEQは内蔵されていましたが、[ FLAT ]、[ FS2C/SE/P ]、[ FS4C/SE ] の3種類の切り替えのみと、かなり大雑把でした。
 実際にIZA250-LZ と聞き比べをしましたが、確かに精度が上がっている印象です。
 Veritas シリーズでは、C(天井埋め込み型)、SE(露出型)、P(ペンダント型)と製品毎に個別のEQが選べるので、より一層最適化された「本来のBOSEサウンド」でお楽しみいただけるでしょう。

 「やっぱりBOSE のスピーカーはBOSE のアンプで鳴らすのがイチバンだな!」と再確認した次第です。

■ただし、やはりBluetooth

 ただし、Bluetoosh はBluetooth です。
 電子レンジなどの調理器具や、Wi-Fi関連電波などと干渉しやすいことには違いがありません。
 もちろんご使用になる地域・設置場所にもよりますが、このことは頭に入れておくべきでしょう。もし、トラブルが起こってしまったら、迷わずケーブルを使用した有線接続に切り替えましょう。

 そして今回改めて確認しましたが、Bluetooth 接続よりも、ケーブルで「有線接続した方が確実に音は良い」のも間違いありません。
 音の密度、空間的な奥行きなどについては、有線接続に軍配があがります。

■設定メニュー

 これまで背面のDIPスイッチなどで設定していたメニューは全てディスプレイに移動しましたので、背面はかなりスッキリしました。

 設定メニューには、ノブを長押しすることで入れます。
 プリセットEQの選択やBluetooth の接続なども、この設定メニューに入って実行します。
 MONO/STEREO 設定、ページング、ダッキングなどの細かい設定もメニューにあります。

 加えて、各種の操作にロックができるようになりました。
 ボリュームだけコントロールできるモードや、ボリュームすら変更できないモードがあり、これらの解除のためのPINも設定できます。
 不特定多数のスタッフが勤務する店舗や、音量すら変更したくないアトラクションなどの場合に有効な機能です。

■QR コード

 「クイックスタートQRコード」ということで、電源を投入するとディスプレイにQRコードが表示されます。
 実際にデリバリーされる商品では改善されているかも知れませんが、お借りした個体ではまったく役に立ちませんでした、
 QRコードをスマートフォンで読み取って接続された先は本国の[ BOSE PROFESSIONAL ]のトップページ・・・(閉口)

https://boseprofessional.com/
 
 これではほしい情報をスグに得ることができません。
 そして、WEBサイトをウロウロして、ドキュメントを検索してもスマートフォンからVeritas 250BLの日本語マニュアルは、見つけ出すことができませんでした。

 このQRコードについては、日本語オンラインマニュアルのページが制作されて、読み取った際に直接オンラインマニュアルページに飛べなければ、正直意味がありません。
 時間が解決してくれるとは思いますが、現状はいたたけません。BOSE PROFESSIONAL さん、要早期改善です!(Firmware Version 2.0.0.0./ 2025年08月02日現在)

■「心地よい」BOSE PROFESSIONAL サウンド

 6年以上前にも、BOSE PROFESSIONAL 製品について記事を制作しましたが、独特の哲学で企画・設計されているのがBOSE PROFESSIONAL 製品です。

「なぜ、お店のBGM システムにはBoseが選ばれるのか?」

 例えば、FreeSpace シリーズのスピーカーをミキシング用のモニタースピーカーとして使用できるかというと、正直あまり使い物になりません。
 しかし、これは「音が悪い」ということではなく、お店などの空間でBGM用として使用した場合にこそ、本領が発揮されるように設計されているからなのです。

 今回、改めて事務所内で試しましたが、わずか2本のFS2SE で8m×10m程度の空間を、まさに「心地よい」という言葉がぴったりのサウンドで満たすことが出来ました。
 本当に不思議なんですよね。純粋なリスニングオーディオでも、モニターシステムでもなく、BGMとして空間を満たしたときに、まるでその空間全部が良い音で鳴っているかのように感じるのです。

 もし、自分が働くお店のBGMシステムを選ぶときに、”心地悪く(?)”ても「ただ音が鳴っていればいい」のでしょうか?。
 自身が長時間働くその空間がこんなにも「心地よい」音で日々満たされるのならば、BGMシステムにはもっと予算を割いても良いのかも知れませんね。

BOSE PROFESSIONAL 製 BGMシステムのお問い合わせは・・・

株式会社サンフォニックス コンシューマー・セールス事業課
電話:044-874-3362
メール:shop@sunphonix.co.jp

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