DTM = デスクトップミュージック
という言葉が一般的になって久しい昨今ですが、システムにモニタースピーカーを揃えている方もたくさんいらっしゃると思います。
で、モニタースピーカーを机の上(デスクトップ)に設置するケースも当然あるでしょう。
一般的なデスクは天板の高さが概ね70cm前後。
デスクの上に直接モニタースピーカーを置くと・・・。
「ちょっと低い」
ですよね。
モニター環境の条件のひとつは、スピーカーのツイーターユニットの位置が耳の高さにあることです。
そこで、デスクトップ用スピーカースタンドの出番!となるワケですが、今回はGravity から発売された製品をご紹介します。
箱は小ぶり。ですがズッシリ重いです。計ってみると4.5kg程。
この重さは1本の重量なので、1ペア分届くと10kg近い重量になるので、商品到着の際にはご注意を(特に女性の方)。
当然、重たいパワードスピーカーを乗せる製品ですので、それ自体が重くないと不安定になってしまいます。
ベースのプレートは約5mm厚の鉄板。安心感があります。
ちなみに耐荷重は「約25kg」とのことです。
製品は組み立て式です。
組み立てに必要な六角レンチは付属しています。
各パーツの位置が自然に決まるような設計になっているので、組み立てに迷うことはないでしょう。
締め付けノブは右手側にありますので、しっかり締めることができます(左利きの方ごめんなさい)。
ノブに装着されているライムグリーンのリングは交換が可能で、ブラックのリングが付属しています。
完成!
細部を見てみましょう。
ベースの大きさは25×25cm、それなりにデスクの上のスペースを占有しますが、設置後はベースの上にもモノが置けますので、コレは致し方なし。
天板には、スピーカー底面をキズつけないようにウレタン素材が貼り付けられています。
天板の端にはストッパーがついていますので、チルトする場合はストッパー側を下にしましょう。
支柱の正面には目盛と数字が刻まれています。
これは、例えば[300]のところに目盛を合わせると、スピーカーを乗せる天板の高さがデスクの上から300mmになるような設計です。
そして、支柱の周りに刻んである数字は、真正面(0°)からの左右に回す角度です。
そして、天板の下のもう一つの目盛は天板の前後のチルトのためのものです。
前後それぞれ15°まで刻んであります。
左右の高さや、角度を合わせるのはなかなか面倒な作業・・・。
各部のパーツのクリアランスもあるので、あくまでも「目安」ということで「精密に」というワケにはいきませんが「趣味のDTM」レベルでは充分なお役立ち機能です。
左右のスピーカーの高さ・角度がサクッと決められるでしょう。
あと、どっしりしているので、小型のドラムパッドなどの立奏の際のスタンドにも使えるかも知れませんね。
以上、お求めやすく、使い勝手の良いデスクトップモニタースピーカースタンドのご紹介でした。
※実際にスピーカーを設置する際には、2箇所のノブをしっかり、充分締めてください。ロックの機構がありませんので、締め付けが不充分だと支柱がドスンと下がったり、天板が前後に傾いてしまう可能性があります。
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※価格は1本の価格です。ステレオペアでご使用の際には2本でご注文ください。