NAMM Show 2015でお披露目され話題となった「LAUNCHPAD」が間もなく登場。
そこで、ちょっと触れる機会ができたので、少しご紹介させていただきます。
もくじ
パッドしか並んでいませんが、これだけで以下のことが行える大人気Ableton Liveコントローラーです。
そして装い新たになった新生LAUNCHPAD変更点は特にないのですが、一点だけ強烈なパワーアップがなされています。
それが、クリップカラーを自動反映させるマルチカラーパッドが採用されたこと。
Ableton Liveのクリップは、クリップごとに色を変え「各クリップがどういったものか」を色で判別できるように設定する事が可能です。
ただ以前のLAUNCHPADでは、そのクリップカラーが反映されないため、どうしてもAbleton Liveの画面を見ながらの作業となっていました。
これが大きなプロジェクトなら最悪で、画面と照らし合わせて「右から何番目の….」な具合で数を数えたりしなければならない時も。
これは僕だけかもしれませんが、実際のライブをする時って結構酔っていたりして、数を数えるなどの「神経を使う作業」はちょっとキツいです…
そんな僕でも、クリップ色がAbleton Liveと同じであれば、何にも考えなくてもOKになります。
そして今回 新登場 の「LAUNCHPAD PRO」。
「プロ」という名前の通り「LAUNCHPAD」の増量版という存在で、「LAUNCHPAD」の能力は押さえながら以下の機能も有しています。
簡潔に言えば、Ableton Pushみたいな存在で、音楽的なパフォーマンス性がすごく高いです。
「クロマチック式配列でナビゲーション」というのは、最近流行りのコードナビゲーション的な機能で、設定したコードに適合する音階だけがパッドにカラー表示されるので、楽器が演奏できなくても「ジャズ風」という具合の音階演奏ができるというもの。
こうしたナビゲーション機能は、もはや必須な時代が来た感じがしますね。
音楽的演奏に欠かせないのが、音の強弱。
例えばドラムはその最たるもので、グルーヴを生むためには絶対に音の強弱がなければなりません。
そんな音の強弱(ベロシティ)に対応したパッドが、LAUNCHPAD PROでは採用されています。
そして特にビッグニュースなのが、ミキサーモードなどでもベロシティが生きているという事。
どういう事かというと、これまでのLAUNCHPADではミキサーモードなどでボリュームなどを調整する事ができましたが、あくまで「パッドの数=段階」であり、ガクッと可変していたんですよね。
しかし、LAUNCHPADでは「段階から段階までの可変の滑らかさ(連続性)」を「パッドを叩く強弱=可変スピード」として表現できるようになりました。
つまり、
という具合にコントロールできるわけです。
テクノなどのミックス系ミュージックのクリエイターには堪らない仕様ですね!