2015/08/26追記情報:POCKET OPERATORシリーズをMIDIでBPMシンクができる「oplab」についての情報も掲載しました。
ティーンエンジニアリング、ポケットオペレータシリーズが近日発売。
いわゆる 8bit 系サウンドですが、この小さな筐体からは考えられない驚くべきサウンド。
アブストラクト・ヒップホップとかミニマルテクノ、エレクトロニカ、そしてレトロフィーチャーされた近年をサウンドなんかが好みの方にとって、おもちゃ以上の超魅力的なガジェットの登場です。
どのモデルも、単一で「音楽」になるようエディットできる機能が備わっていますが、積極的に音作りを楽しむのにはある程度深くエディットできなければなりません。
そこで、「Rhythm(リズム)」「Sub(ベース)」「Factory(コード/メロディ)」の3種類のラインナップがされ、名前の通りの機能性がフィーチャーされています。
もくじ
POCKET OPERATOR PO−12 Rhythm
シンプルなトラックならば、これだけで十分やってのけそう。
また、トラックの中に「味付け」として組み込むのも非常に面白いでしょうね。
「作れるようでなかなか得られない」非常に特徴的なサウンドを備えているPOCKET OPERATORシリーズですので、昨今のDAWで「BPM検知」と「タイムストレッチ」を使えば、簡単にオリジナリティを味付けできるので非常にお勧めだと思います。
基本機能としては16ステップシーケンサー内臓、16種類のインストゥルメントを搭載というところ。
ステップごとにツマミの位置が記録されるパラメータロック(エレクトロンでお馴染みのアレ)や、フィルター、ビットクラッシャー、ディレイ、スタッターなどのエフェクトも搭載されており、作る楽しみと演る楽しみが同居していて非常に面白そうですね。
POCKET OPERATOR PO−14 Sub (Bass)
16ステップシーケンサー、16種類の音色、16種のエフェクターが装備された「ベースシンセ」。
デモでは非常に過激なサウンドになっていますが、シンセといえばフィルターを絞れば控えめなサウンドも作れるので本機でも色んな音作りが楽しめそう。何より強烈な低音をもっているので1万円を切る値段でコレはかなり魅力的。
現在のところポケットオペレーターはMIDIの送受信には対応しておりませんので、DAWなどからのMIDIスレーブとして走らせるというのは無理ですが、ティーンエイジでは「Oplab」という楽器的な CV/MIDI/USB インターフェースも存在するので、このあたりとの連携でDTM環境に潜り込めるようになると魅力は一層際立つでしょうね。
2015/08/26追記情報:oplabについての記事を掲載致しました。MIDIでポケットオペレーターを同期できるoplab。合わせてご覧下さい。
POCKET OPERATOR PO−16 Factory (Read/Chord)
16ステップシーケンザー、16種類の音色、16種類のエフェクターを搭載したリード向けシンセ。
8bit 特有のなんとも言えない味のあるサウンドが詰まっており、なんとしてもDAWに流し込みたくなるやつですね 笑
本記事では「コードが鳴らせる」という紹介の仕方をしておりますが、動画を見る限り「コードを打ち込む」のではなく、あらかじめ存在する「コードを選択できる」機能があるみたいです。
※機能なのかエフェクトなのかは後日確認しておきます!
これを使えば、リードシンセとしてだけでなくパッドシンセなどとしても使えそうですね。
まとめ
というわけで、かなり面白そうな感じ。
そんな3つの新しい楽器たちですが、この子たち同士では「BPM同期」が可能でもあるので、例えば3つ揃えたらもっと面白いことになります。
ちなみに、KORG VOLCAシリーズとも同期できたら更に面白いなーとか思うのですが、、、これもまたメーカーへ確認をしておきますね。
2015/08/26情報::KORG VOLCAシリーズとも同期が可能です!ちなみにこの同期信号は少し特殊なもの(4分音符あたり2つのパルス)ですので、ユーロラックなどとは同期できませんのでご注意を!
あとポケットオペレーターは電卓のように「足」があります 笑
基盤むき出しがデフォルトですが、オプションでケースも発売される予定ですので発売されましたので、ホコリが気になるとか、僕みたいな「手汗かきっ子」はそちらも要注目。
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