「毎年お金取られるってよ!」「いまのPTは音質が良くなってるらしい。」「遠隔コラボレーションできるらしい。」などなど、様々なウワサや憶測があるProTools12。
ウワサ云々というよりも、よくわかんないので最新版にするのはちょっと控えてる、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、アップグレードに踏み切れない方、新たに導入をお考えの方の参考にしていただければということで、ProTools12について情報を整理してみたいと思います。
もくじ
「ProTools12」に至るまで、どんな機能改良がされてきたのか、まずはそれをおさらいしてみたいと思います。
たくさんグレードアップがなされてきたんですねー。
この中でもPT10での「32ビット浮動小数点によるオーディオプロセッシング」はかなり多くの人たちが「音質が良くなった!」と騒ぎ話題になりましたね。
確かに私自身も「うおー、すごい音がよくなった」とビックリした記憶がしっかり残っています。
また、「64ビット対応 –サウンドクオリティおよびパフォーマンスの大幅向上」でも音質向上、具体的にはプラグイン利用時の音質向上が図られて、つまりですね、なんの作業をしても「音がよくなってる」と感じられるように成長をしたわけですね。
しかもですね、64ビット対応で動作も非常に軽快になりました。
オフラインバウンスも使い出すとやめられない大切な機能向上でしたね。
早くなって音も良くなって、良い事尽くしのアップグレードだったよな、と未だに鮮明に覚えています。
さて、何度も言っている「音が良い」という話ですが、CUBASE、SONAR、LOGIC、STUDIO ONE、ABLETON LIVE、BITWIG、、、などいろいろ使う私の個人的意見では、一番良いと思っていまして、音質最優先で作業する場合は、もっぱらProToolsです。
結論から言うと、「はい、ややこしいです」笑
でも、おそらくソフトウェアの提供の形というのは、今後この「ややこしい」が主流になっていくと思います。
DAWが登場した頃、「動作要件を満たしているか」など今では当たり前だと思っている事を「なんだかソフトウェアってややこしいなぁ」と思っていた記憶がありますが、まさにその状況の再来という具合でしょうか。
ただ、こんな「もう一度頑張らないといけない」ような大きな転換をした事は、単にメーカー側にとって都合が良いからというだけでなく、人によってはこの形にする事でメリットが生まれるという側面もあります。
ですので、この機会に「ややこしい形」をマスターしてみてはいかがでしょうか笑
さて、新しいProToolsは大きく分けて2種類の提供方法となりました。
永続版とサブスクリプションです。
この2つは、それぞれ別物、と考えていただくと、よりスムーズに理解が進むのではないでしょうか。
「ProToolsを使える期間」でみると、、、
という感じ。
「ProToolsのアップグレードができる期間」でみると、、、
という感じ。
つまり、永続版でもサブスクリプションでも、何らかの期限があるわけです。
となると期限を超えてしまった場合は、、、
という具合です。
それぞれのおおよその価格は、、、
ということは2年利用となると、、、
3年目ともなると、、、
というわけですから、向こう3年間使い続ける方は永続版がオススメ。
さらに「4年以上パソコンOSのアップグレードをしない」約束ができる方は、毎年のアップグレード更新も無視してコストをさげることもできます。(4年目以降に「再加入」を購入すれば、その時点の最新版を入手出来る)
ちなみに、忙しいサラリーマンさんなら毎月使うわけじゃないという事も少なくないはず。
となれば「1カ月サブスクリプション」を考える方がトータルコストを抑えられたりもします。
最後に究極の話、「よくわからん、めんどくさい、3年目に何円トクだとか以外と興味ないわー」という方は、問答無用で1年サブスクリプションがオススメ。
使えている間はアップグレードもサポートも心配無用ですし、「1年間に4万円」と単純明快。
1年を通してみて「以外と毎月使うって事はなかったな」ならば、翌年から1カ月サブスクリプションにすれば良いですしね。
実は私は、これを選択いたしました笑