USBマイクを買おう!
・・・とは思ってはいるけど、どれがいいのかわからない。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、弊社で販売している 低~中 価格帯でお求めやすい「USBマイク」をまとめてみました。
もくじ
●USBマイクの特徴
まず、ご紹介する前に、USBマイクに 共通 する特徴について簡単にご説明いたします。
ポイント1 :直接PCなどに繋げるため、オーディオインターフェースを用意する必要がない。 ポイント2:レイテンシーがほぼない製品が多いため、モニタリングしやすい。
つまり、弾き語り、アコギなど生楽器のみのレコーディングや歌ってみた系、ゲーム配信、オンライン通話(会議など)にオススメです。
●実際に録音して比較してみた
それでは、USBマイクをアコースティックギターで比較したこちらの動画をご覧ください。
各USBマイクのイメージは分かりましたでしょうか?
次に、各製品の特徴をご説明いたします。
◆Antelope Audio 「Axino」
この製品の一番の特徴は、さまざまなマイクのモデリングが可能という点です。
モデリングやエフェクトをかけることがまず前提にあるようなマイクなので、本来のマイクの音はクリアであればあるほど音をいじりやすいわけですが、「Axino」に関してはそれを見事に実現しています。
18種類の著名なマイクのエミュレーションが付属。さらにビンテージマイクプリやコンプレッサーなどのエフェクト(10種類)も付属しており、本格的なレコーディング環境に対応できる点もかなり魅力的。初心者には若干敷居が高い製品ですがミキサーアプリケーションを使いこなせばDAWと様々な連携が可能。
気になるレイテンシーも、エフェクトをかけた場合でもマイク内蔵のFPGAプロセッサーによる処理のためほとんど発生しないのも特徴です。
◆Earthworks Audio 「ICON」
まず、ステンレスの削り出しによって製造されたボディデザインが特徴的です。
カメラに映りこむことも想定されているということもあり、従来のマイクにはない美しいデザインを実現しています。
見た目だけではなく、音質に関しても妥協は一切しておらず、独自の特許技術によってマイク正面以外の音声を大幅に減衰することが可能となっており、環境音やルームメイト、共演者などの音声は収録せず、必要な音声だけを届けることも特徴の1つとなっています。
近接効果による低音の増幅も非常に少なく、マイクの近くでも少し離れていても変わらないサウンドを届けることが可能となっています。
簡単に言ってしまえば、PCに接続するだけでストリーミングライブやビデオ会議、音楽制作など様々なシーンにおいて手軽にスタジオ・クオリティの音質を手に入れることができるマイクです。
◆Apogee 「HypeMiC」
スタジオ・クオリティのアナログ・コンプレッサーを内蔵しているのが特徴のUSBマイクです。
ケーブル1本でiOS、Mac / Windowsデバイスに簡単に接続でき、三脚・ポップフィルター付き。付属の専用ケースにすべて収まり持ち運びもできて便利です。
コンプレッサーは簡単に説明するならば音の大小を揃えるもので、これにも音質が関わってきます。
HypeMiC独自のアナログ・コンプレッションの質感は、ボーカルや楽器のサウンドの魅力を引き上げてくれるものです。
コンプレッション・レベルが常に適正に変化するため、楽器の持つ豊かなトーンを妥協することなく捉えることが可能です。
高い音圧にも耐えうるよう設計されており、アコースティック楽器にもブラス隊やコーラス、ドラムといったラウドな楽器でも明瞭さとディテールを保ったまま収録できます。
もちろん、ポッドキャストやYOUTUBE収録にも向いています。
コンプレッションの設定は3種類(下記)用意されており、専門的な処理やミックスを施すことなくバランスの取れたミックス・クオリティのレコーディングを実現します。
コンプレッション少:ボーカルや楽器のサウンドのレコーディング時に整えたい時に。
コンプレッション中:ポッドキャスト、インタビュー、ライブ配信など、声のダイナミクスをきっちり揃えたい時に。
コンプレッション大:中継放送などに使われる、コンプレッションを最大限に効かせた、声(ボイス)のレコーディングなどに。
HypeMiCとはマイクロフォン、アナログ・コンプレッサー、マイクプリアンプ、そしてA/D、D/Aコンバーターを一つのコンパクトな筐体に収めたデバイスです。
◆audio-technica 「AT2020USB+」
PCへのプラグ&プレイで簡単デジタルレコーディング、場所を問わず高音質サウンドを実現するUSBコンデンサーマイクロホンです。
AT2020シリーズは全世界累計出荷台数100万台を超える「超」定番モデル。特徴はとにかくシンプル&ハイコストパフォーマンス。聞いていただいてわかる通り音質的にも充分なクオリティを持っています。
もはや説明不要といえるほどシンプルな構成でPCへ接続してすぐに始められます。
周波数特性はフラットで幅広く、DTM、動画配信、ポッドキャスティング、フィールドレコーディングなど広範囲に対応。初めてマイクを買うという方にもおすすめできます。
ドライバ不要のため、PS4などゲーム機器に接続して使うこともできるらしいです(弊社では試してません、スイマセン。)。
◆AKG 「Lyra-Y3」
機材のことを詳しく知らなくても、本格的なレコーディングも可能な、優れた音質を備えながら簡単に誰でも扱えるマイクです。
ボタンひとつで4つの指向性(収音モード)[FRONT/FRONT&BACK/TIGHT STEREO/WIDE STEREO]を切り替えられます。
ボーカルの収録やオンライン通話、会議などでは「FRONT」、アコースティックギターなどの楽器を収録する際は「TIGHT STEREO」で録ったりと、用途にあわせてすぐに切り替えられ、簡単に使うことが可能です。
ノイズ対策も万全で、カプセルの過負荷を防いでポップノイズを低減する独自の機構や、振動の影響によるノイズを抑える高性能なショックマウントを備えています。
一言でいうと、いちいちポップガードを用意する必要がないということ。
また、PCとケーブルで接続するだけで誰でも簡単にすぐ使うことができます。
スマホにも接続が可能なのも特徴です。※端末によっては別途用意するものが必要。
【iOS】 ・Lightningコネクタ搭載端末=Apple純正品「Lightning-USB3カメラアダプタ」 ・USB-Cコネクタ搭載端末=USBハブ(5V給電可能なもの)
低価格ながらも、音質もよく汎用性が高く、扱いやすいマイクだと思います。
以上、いかがでしたでしょうか?
個性的な製品の特長が伝わりましたでしょうか?
USBマイクの購入に、少しでも参考になれば幸いです!
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