みなさーん、インスタコード、楽しんでますかー!。
インスタコードってパッと手に取って、スイッチオンですぐに演奏が楽しめてとっても手軽でイイですよね。
でも、インスタコードは本格的な音楽制作(~MIDI を使った打ち込み)にも活用できるんです。
そのことは以前このブログでもご紹介しました。
「インスタコードでDTM」
もくじ
そのMIDIですが、インスタコードはMIDIをワイヤレスで使えます(もちろんUSBケーブルで接続しても使用できます)。
Bluetooth でMIDIの信号を飛ばすことができるんですねー。これが非常に快適です。
しかし、コレって実はMacの特権(?)だったりするのです。
MacのBluetoothモジュールって恐らくかなり高性能で、接続性も高く、低遅延でもあります。
一方Windows 環境ではどうかというと、私の経験ではMacほどは良くないみたいです。
昨年(2023年)の暮れに、自宅にDELL のマシン(Windows 11 / intel COREi7/13gen)を買いまして、Bluetoothモジュールも搭載していたので試してみたのですが、遅延が大きくとても打ち込みには使用できませんでした。ガッカリ。
比較的新しいスペックのマシンでもこんな感じで、搭載されているBluetoothモジュールの性能に大きく左右されるようです。
ワイヤレスはあきらめて、自宅では専らインスタコードをUSBケーブルで接続して、PC内の音源を鳴らしていたのですが、輸入代理店のフックアップさんからCME のWIDI シリーズの製品をお借りすることが出来ました。
※[ WIDI ]は動画では「ウィディー」と発音していますね。
CME はいち早くBluetooth MIDI 製品を市場に送り出してきたブランドです。
そして今回試したのは[ CME WIDI Bud Pro ]USBドングル型のBluetooth MIDI モジュールです。
パッと見、ただのUSBメモリーみたいですね。
インスタコードから飛んできたMIDI信号を、コイツで受信してDAWアプリケーション[ steinberg CUBASE PRO 13 ]内の音源を鳴らしてみましょう。
「上手くいかなかったら後でゆっくり取説読みながらやろ~っと」と言いつつ、説明書も読まずに、無造作にマシンのフロントのUSB2.0端子に[ CME WIDI Bud Pro ]を挿入。
するとステータスを示すLEDが青く点滅を始めました。
この状態でインスタコードのスイッチをオン!。少し経ってからインスタコード本体の画面を見ると[ BLE ]の表示が出ました。
これは、インスタコードがBluetoothで接続されたことを示しています。
そして[ CME WIDI Bud Pro ]を見てみると、LEDが緑色の点灯に変わっているではありませんか!?「これはもしや・・・」
おもむろに[ steinberg CUBASE PRO 13 ]を起動し、いつもInstaChord演奏用に使っているプロジェクトを起動。
MIDI Inputのところを確認すると[ CME WIDI Bud Pro ]が表示されていました!。
いきなりインスタコードをつま弾いてみると・・・、「出たぁ~」「あっけなく出たぁ~」
ホントに一切の設定なしで、パソコン内の音源をチョー簡単に演奏することが出来ました。
しかも遅延は全くと言っていいほど感じません。
※予めUSB MIDI で有線接続で使用していたInstaChord 用のプロジェクトを起動しています。
ご使用になるDAWにおいて、最初に使用する際にソフトウェア上の設定が必要になります。
「エエやん!」
翌日にはフックアップさんに[ CME WIDI Bud Pro ]を注文していた私でした。
※お手持ちのパソコンがこのブログ同様に一発で使えるとは限りません。パソコンの仕様やOSの状態により、設定が必要な場合も生じると思われます。
そういった場合は、取扱説明書や代理店フックアップさんのWEBサイトなどを参照してください。
いっしょにお借りした[ CME WIDI Master ]もついでに試してみました。
こちらはMIDI端子を備えたMIDI機器用のBluetooth モジュールです。
自宅にある、懐かしのHandSonic HPD-10 を使ってみましょう。
リズムモノなので、遅延があっては使えません。
[ CME WIDI Master ]からMIDIを飛ばして、PCに装着されている[ CME WIDI Bud Pro ]で受信します。
このためには、事前の設定が必要です。
そのために、まずスマートフォンやタブレット(iOS / android)に設定用アプリの[ WIDI App ]のインストールが必要になります。PC用の設定アプリケーションはありませんので、要注意です。
このアプリが若干使い難い印象でしたね。
設定時のコツは確実にWIDI デバイス1つ1つに電源を入れながら設定を行なうこと。複数のWIDI デバイスが作動していると間違いの元になります。
今回は1対1でしたが、デバイスが増えた場合は設定ミスや誤動作にさらに注意が必要です。
最新版の詳細な日本語マニュアルが見当たらないので、ちょっと戸惑うかも知れません。
基本的な手順としては・・・
1.1台1台、電源投入→名前の変更→モードの変更→電源オフ を繰り返す
2.GROUP に登録。今回はPC側で受信する[ CME WIDI Bud Pro ]をMASTERに設定しました
3.全ての設定完了後に設定情報を各デバイスに送信(アプリ内ではDOWNLOADと表現されている)
になります。
一旦設定を送信するとその状態に次回起動時もキープされますので、同じシステムで固定使用する場合には設定は一度だけで大丈夫です。
設定が済んでしまえば、これまた快適!。リズムパッドでも、遅延を全く気にせず演奏できました。こういった、USB MIDI も搭載していないような古いMIDI 機器を使う際にも大変重宝しそうです。
別の日に、会社でWindows 10 のマシンで試したのですが、これがなかなか上手くいきません。
[ steinberg CUBASE PRO ]もバージョンが10でしたので、こちらも関係があるかも知れませんが、繋がったり繋がらなかったりと、いささか不安定な印象を受けました。
それから、インスタコードと別にBluetooth で使用できるフットスイッチ[ XSONIC AIRSTEP ]を繋ごうと試したのですが、どうしても同時に2つを接続することが出来ません。
後日確認したところ、これは仕様でした。
1つの[ CME WIDI Bud Pro ]には1つのBluetooth デバイスしか接続することは出来ないとのことでした。残念!。
1つで何台ものデバイスからの信号を受信できるものだと思い込んでいました。
でも、Macでは内蔵のBluetooth機能でカンタンに出来ちゃうんですよね・・・。
※WIDI DEVICE 同士であれば、1台のマスターに対して、4台までのWIDI DEVICE を使用してGROUP を構成することが可能です。
それでもですね、とにかくワイヤレスって快適です。
部屋の中をウロウロ歩き回っても大丈夫。スタジオの中ででギターアンプを鳴らしているような感覚ですね。
まだ、[ steinberg CUBASE PRO 13 ]標準の[ HALion SONIC ]の音源しか鳴らしていませんが、まずインスタコードの内蔵音源よりも格段にリアリティが増します。
アコースティックギターもイイし、エレキギターもノーエフェクトの音から、アンプやエフェクターをインサートして音作りをしたり、プラグインなどを使って音作りの幅も大きく広がります。
Windows パソコンを持っているインスタコードユーザーさんはぜひ一度お試しください!。
※DAWアプリケーションや、ソフトウェア音源は別途ご用意ください。
●CME WIDI Bud Pro
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