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サンフォニックス
Avid Everywhere

 本記事は2016/09/10時点の情報であり、不確定情報が含まれます。参考程度にご参照ください。
 ※相違点につきましては、確認ができ次第に更新してゆきます。

 価格やラインナップ情報についてはこちらです。 ▶ラインナップと機能比較
 ※新しいPRO TOOLSでは商品ラインナップについても新しい考え方が導入されていますので、当ページと合わせてご参照ください。


新たなPROTOOLSの形

Avidは、「Avid Everywhere」という構想を打ち立て、メディアの管理・編集・流通・販売に関わる「総合的なメディア・ワークフロー」の提供に積極的です。これはProToolsという世界で圧倒的なシェアを誇るオーディオ編集システム、そしてビデオではMediaComposerといったビデオ編集システム、更にこれらに不可欠な「物」としての製品を保持しているからこそ成せる次世代サービスであり、ユーザーである我々としては、より簡潔で、便利で、スピーディな創作活動を実現できる「環境」となり得ると言えます。

一つ例を挙げると、プロジェクトを複数人で共有し、リアルタイムにPROTOOLSでの作業を共有ができるというものなどがあります。
これによりメンバー同士での同時作業、トラックメイカーならばリミックスやコラボレーションができるのは勿論、ミックスエンジニアに遠隔編集をお願いするなどといった事を、今まででは考えられなかった手軽さで実現されます。

この新しいアプローチに合わせて、必要とされるであろう様々なサービスが登場していますが、それら一部をここでは取り上げてみたいと思います。


▼ まずはじめに▼ コラボレーション▼ マーケットプレイス▼ コミュニティやストア


まずはじめに

avideverywhere

Avid Everywhereとは、何か一つの物事やサービスを表す言葉ではなく、様々なサービスや考え方の総称です。
オーディオだけでなくビデオをも含む「あらゆるメディア」と、それらを「運用するユーザー」に対するサービスが準備されており、様々な制限や垣根を打ち消してゆくものとして期待されています。


本記事では、オーディオに関しての話、特にAvid Everywhereの中でより多くの人たちにとって重要となるであろう情報にクローズアップしたいと思います。


さて、上述したコラボレーション機能は、Avid Everywhereを根底とした新しいサービスの一つです。
こうしたサービスが幾つも連なり、結果的にユーザーはこれまでにない音楽製作の形を実現する事ができる事となります。

これらを十分に堪能するために、まず注意すべき重要なポイントが2つあります。

それはインターネットなどの通信ネートワークと、Pro Tools 12以上のソフトウェアです。

何故これらが必要かというと、各種新サービスではインターネットなどのネットワーク通信を積極的にソフトウェア構造の中に取り入れた事が背景にあります。

そして、このネットワーク通信がどう扱われるかというと、その基本機構として「クラウド」が大きなポイントとなります。
つまりは、必要環境の構築と「クラウド」というキーワードのある程度の理解が必要となることでしょう

cloud

クラウド・コンピューティング

従来、アプリケーションを起動し、プロジェクトなどを読み込むには、そのコンピュータのハードディスクにあるファイルを読み込むという事が行われていました。つまり、特定のコンピュータやプロジェクトファイルを持ち運ぶなどをしなければ、そのプロジェクトにアクセスできなかったわけです。

Avidの新サービスで取り入れられたクラウドコンピューティングでは、「プロジェクトファイルやプロジェクトファイルで使われる音声ファイル」を「ウェブ」に置く事で、PROTOOLSがインストールされているコンピュータであれば、いつでもどこでもプロジェクトを起動する事ができる、という形が提唱されています。

こうしたウェブに必要なファイルやアプリケーションを置いて、どこからでもアクセスできるようにした形態を「クラウド」と呼びます。
クラウドの利点は、以上のように「いつでも、どこでも」を実現する事ができる事に加え、さらに「いつでも、どこでも」を複数の人と共有する事も可能である、という点です。

ただし、不特定多数の人がこのクラウドにアクセスができてしまうとプライバシー問題につながってしまいますので、「このクラウドにアクセスできるのはこの人だけ」、と制限をかけることも出来るのが、クラウドの特色でもあります。

Avidのクラウドコンピューティングの場合、この「制限管理」がAvid Master Accountと紐つけられており、ここで故意に誰かへプロジェクトの共有をしない限りは、自らの個人情報も守られます。

Pro Tools 12

Pro Tools 12以上が必要

そしてもう一つの注意点は、こうしたネットワーク通信を活用し提供される新サービスにはPro Tools 12以上が必要という事。
Pro Tools 11以前のモデルではこれらの機能は提供されませんのでご注意下さい。

なお、製品ラインナップについては以下リンク先にてまとめています。
合わせてご参照下さい。


▶︎ ラインナップ


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クラウドコラボレーション

collaboration

クラウドコラボレーションとは、複数人で同一のプロジェクト(セッション)を共有し、リアルタイム、またはオフラインでの作業を行える新しいDAW作業の形です。

例えばバンドで、各自の自宅からクラウドに置かれた同一のプロジェクトにアクセスし、各自各々にレコーディングや編集作業を行う、といったことが可能となります。各自が行った作業は、全てクラウドに保存されてゆきますので、編集結果やレコーディング結果はアクセス中の皆がほとんどリアルタイムで確認することができます。

これを現実的に捉えた時のメリットとは、ほとんどリアルタイムに「もうちょい後ろノリで」といったリクエストをしながら作業をできるという点です。

ということは、例えばミックス/マスタリングエンジニアに仕事を依頼する際などにおいて、リアルタイムで作業結果の確認が行えるので、依頼者は「より的確な依頼」を、作業者は「ニーズを即座に汲み取る」ということが可能となり、双方にとってより良い結果=良質の作品を生み出せる結果につながる事となるでしょう。


コミュニケーションツール

コラボレーション作業で不可欠なのは、コミュニケーションです。
クラウドコラボレーションにおいてのコミュニケーションでは、皆が同一の場に居合わせない訳ですので、何かしらのネットワークを用いたコミュニケーションツールが不可欠となります。
各自の電話やEメール、チャットツールやスカイプ、Facetimeを用いれば事は足りる、と言えますが、それでは様々な事情で不便です。

そこで、クラウドコラボレーションでは、独自のコミュケーションツールが用意されています。
このコミュケーションツールは、テキストまたはビデオでのチャットを行う事が可能ですので、全く見ず知らずの相手とコラボレーションをする場合でも、個人情報を明け渡す必要がなく、安心して「コミュニケーション」を行う事ができます。


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Avidマーケットプレイス

marketplace

Avidマーケットプレイスは、いわば「仮想の音楽の町」です。
現在のところ、Avidマーケットプレイスでは以下のような事が行えます。



今後はニーズに応じて更なるサービスが登場するかもしれませんが、現在のところはこの3つが主要なサービスです。このうち「アーティストコミュニティでのコミュニケーション」と「Avid App Storeでのプラグインなどの購入」については、次項でご紹介をさせていただきますので、ここでは「マーケットプレイスでの製作音源の販売・管理」について取り上げてみたいと思います。


楽曲をどうやって聴いてもらうか

神経を削り作り上げた大事な楽曲を、できるだけ多くの誰かに聴いてもらいたい。こんな希望は製作者ならば誰もが持つものでしょう。

現時点でBandcampなどの音楽専門ソーシャルストアは沢山あり、これらは確かに取り上げられた際の話題の爆発力の大きさには目を見張るものがありますが、実際問題ではあまりにも不特定多数のユーザー層があるために、せっかくの自身の楽曲が埋もれてしまうこととなってしまいます。

そうしたものと比較した場合、Avid マーケットプレイスでは、PROTOOLSという製作システムを利用する「よりプロフェッショナル」な人たちが集まる場となるでしょうから、より質の高い楽曲販売の場となることでしょう。

Avidが世界中のレコード会社関係者をAvid マーケットプレイスへ招致するといったマーケティングを行ってくれる事も期待したいところですね。


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コミュニティやストア

Avidアーティストコミュニティ

community

Avidマーケットプレイスの中にいる様々なPROTOOLSユーザーと交流し、状況によってはクラウドコラボレーションのきっかけにしたりする事が可能なコミュニケーションの場です。単なるSNSとは違い、ここでは音楽を作る様々な人たちのディスカッションの場ともなるでしょうから、PROTOOLSの問題解決の手立てとしても利用できるかもしれません。


Avid App Store

appstore

実際問題、一つのDAWだけで完結するという事は、ほとんどない話でしょう。
必ずプラグインエフェクトやインストゥルメントが用いられるのが現状です。

Avid App Storeではそうした「PROTOOLSの拡張」に必要なものが販売されるウェブストアです。

なお、サードパーティプラグインもこのAppStoreで販売される見込みであるとの事で、現在既にiZotopeやSonnoxが名を連ねたとの情報も。
また、ちらほらと公開される情報の中には「レンタルダウンロード」という項目があり、1週間、1ヶ月だけ購入するという形もある模様です。

クラウドコラボレーションの際にはこうしたプラグインの問題が起こることが予想できますが、レンタルダウンロードといった事が可能になれば、必要に応じた一時的な製品入手が可能となり、コスト削減に最適ですね。


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