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サンフォニックス
Avid Audio Engine

Avid Audio Engine


PROTOOLS 11より、DAWの音質や動作の心臓部である「エンジン」が新しくなりました。これは、PROTOOLSの歴史の中で極めて稀な大きな変革でした。
「エンジン」が変わらずとも、音質の向上やプログラム性能の向上といういわゆるアップデートやアップグレードは可能です。しかし、エンジンが変わらなければ果たせない「壁」というものも存在し、PROTOOLS 11よりその壁を突破し新世代へと突入した、という事です。

シンプルに紹介すれば、「音質が良くなった」。これが誰にとっても嬉しい点でしょう。
しかし、これは序章にすぎません。


64bit音質の向上バウンス効率化新しいという意味



64bitエンジン

最新のWindows OSおよび最新のMacOSXは「64bit」。
それに対して、アプリケーション側も「64bit」で動作する事で、初めてプログラム上の壁の無い整合性が取れます。これは、アプリケーションの安定性、音質に関わる技術そのものの安定性に関わる重要なポイントです。

ちなみに、「何bitだから音が良い!」という謳い文句が多いDAW市場ですが、実際にはbitが向上したからといって必ずしも音質が向上する訳ではありません。という事で、以下にその事情を切り分けてみます。


OSが64bit

これはDAW内部の音質とは関わりがありません。OSを32bitから64bitに変更して32bit DAWを利用しても音質とは関わりがありません。なお64bit OS上で32bit DAWを利用する際は、単純に変換作業が行われているので仮想的に動いている、という状況であるため実は無駄な動きが増える分、問題が起きやすくなります。多くのアプリケーションがOS環境を32bit限定とか64bit限定とかハイブリッドとして流通させているのは、この為です。

64bit DAW

これもまた、音質には関わりがありません。メリットは、64bit OS環境へ最適化されたDAW(例えばマルチコアサポートなど)ではパフォーマンスが向上するという所です。パフォーマンスが向上するという事は、「音質に関わる負荷の大きな技術が実現できる」という今までプログラム構造上難しかった事が可能になるという点で、間接的に音が良くなるとは言えるかと思います。

64bitエンジン

DAWのエンジン/内部処理精度が64bit、これは音質に大きく関わりがあります。これは、DAW内で処理される音声の処理精度が32bit→64bitとなる為に、音の一つ一つの粒が細やかになります。従って音声の表現力が増します。しかし、演算処理作業は増える事になりますので、32bitアプリケーション上で64bitエンジンが採用されている場合はDAWを起動するだけで「重い」という状態を引き起こしやすいという側面もあります。


つまり、「64bit OS」で「64bit DAW」で「64bitエンジン」が採用されている環境が現在では最も優秀な環境である、という訳です。そして、最新のPROTOOLS 12はそのすべてを満たしています。

この環境を実現し得られる恩恵とは、より音質に優れたプロジェクトを扱う事が出来る様になる、という事。
一つ例を挙げると、プロジェクト作成時に16bit/24bit/32bit floatが選択できますが、ハイパフォーマンスなコンピュータであれば積極的に32bit floatを選択できる、といった恩恵を受けられるという事です。

また、現在のオーディオレートはかつての様に16bit 44.1kHzではなく24bit 48kHzや96kHzオーディオを取り扱う事が一般的となりつつあります。しかも、プラグインインストゥルメントなども同様に、よりハイレートな音質を実現しています。

」こうした現状を積極的に利用できるのは非常に大きな変化といえるでしょう。

音楽を作る時に、動作が重くなるからといって、利用したいプラグインやオーディオを利用できないという事は、全く歯がゆい事であり、クリエイティブではありません。

64bitになったPROTOOLSは、そんな心配など全く要らなくなった、という事です。


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音質の向上

PROTOOLS 11以前のユーザーが最新のProToolsを導入した際の声の中には「音が良くなった」という言葉がしばしば寄せられています。逆に、「悪くなった」という声は現時点で一度も耳にしていません。

そもそも、DAWの世界では我々の耳が論理的に感知できるレベルではないにしろ、常に音を欠損しています。プラグインのインサート、ミキシング、センド、リターン、あらゆる接点、動作で何らかの欠損が必ず起こっています。デジタルの世界は理論上、データ欠損は無いといわれていますが、それは「データの交通が常に100%「受け」「渡し」ができている事」が前提とされた全く現実的ではない理論上の話であり、現在の技術ではあり得ない事です。

では、どうしてその欠損を無くすのか。もっと現実的にいえば"より小さくできるのか"、この点において最も重要な役割を担っているのが「エンジン」です。
Avid Audio Engineは、「音が良くなった」との声が多い所を考慮すると"向上"したという事に疑う余地がないといえます。


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オフラインバウンス

その他DAWでは当たり前の事ですが、"実時間を必要としない書き出し"=オフラインバウンスがPROTOOLSでも行う事が出来る様になりました。今更、というように感じられるかもしれませんが、実はオフラインバウンス機能自体はもっと早くにPROTOOLSに実装する事は不可能ではなかったそうです。にも関わらず実装しなかった事には理由があった、という訳であります。

よく噂がされている「オフラインバウンスを使うと音が悪くなる」という話もありますが、プロフェッショナルの現場で圧倒的なシェアを誇るPROTOOLSが、オフラインバウンスを実装するには、プロフェッショナルな耳を納得させる「それなりの精度」が求められます。そんなわざわざ自らオフラインバウンスを出し渋っていたPROTOOLSがようやく実装させたオフラインバウンス、他のDAWのそれとは次元が違うかもしれません。


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ダイナミック・ホスト処理

DAWというソフトウェアに関わらず、どんなソフトウェアでも私たちが操作している"以外"の暗に行われている動作というものがあります。こうした"暗に行われている動作" = バックグラウンド動作により、私たちのアプリケーション作業は便利で、安定した作業が支えられています。

最新のPROTOOLSでもAvid Audio Engineが導入されRAM使用限度のタガを外した事による、「RAMの管理」というバックグラウンド技術は非常に注目すべき点であるといえます。

この点で新しいPROTOOLSでは、ダイナミック・ホスト処理という機能が導入され、プラグインの為に割り当てられるRAMなどの管理機能が見直されました。


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産まれたての、新エンジン。

何ものでもそうですが、新しいものは汚れがありません。
対して、古びたものは、様々な改築・増築がなされ、場合によっては原型がどうであったかさえ分からなくなってしまっていることさえあります。
あまりに改築・増築が過ぎると、壊してしまう必要が出る場合も少なくありません。

これは、ソフトウェアに対しても同じ事がいえます。
エンジンが同じままアップデート/アップグレードが繰り返されると、当然様々な増築・改築が行われます。このプロセスが長く繰り返されると、当然様々な細かな問題も生じてきます。その問題に対してまた増築と改築が行われます。

このプロセス自体は仕方の無い事です。どんなソフトウェアでも企業でも、未来の事は分かりません。
ですから、問題点に対して新しい改善を行う、という事に対して、私たちは"使う"という事でエールを送り、対価を支払っています。
そうした積み重ねの上に、今回「産まれたての」PROTOOLSが登場しました。

かつてのPROTOOLSオーディオエンジン一新までの長い間ずっと愛され続けてきた様に、現在のPROTOOLSも進化してゆきます。どういったDAW事情となってゆくかという将来は分かりませんが、既にPROTOOLSにはユーザーのニーズに応えてきた実績があります。

ですから、いま真っ新なPROTOOLSを導入するという事は、非常に有意義な事です。
是非、新しい新次元のPROTOOLSをご体験下さい。


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