Apollo Twin USB / DUO / SOLO、ギタリストやボーカリストが使うべき逸品。

ミックス/マスタリングエンジニアが補正・調整の為に用いるプロセッサーを「ツール」と呼ぶとして、現代のツールと、かつてのツールはかなり存在意義が異なります。

 

 

現代は簡単に精巧に補正・編集ができる時代。

それに伴いツールは非常に精巧で音質影響もゼロに近い製品が登場し、いまやそれらが世界で普及をしています。

筆頭としてはWAVES、SONNOX、こうした製品はいわゆる現代的なツールと言えるでしょう。

 

 

対して、なにか音楽に「味」があった時代のツール達は、現代のツールと比べると「曖昧さ」をもったものでした。通すだけで音が変わる、このことはかつては「通しただけで音が変わってしまう」というようにネガティブに捉えられていた側面もあり、それなりの成り行きがあって現代のデジタルで精巧なツールが登場したわけです。

 

 

ただ、こうした成り行きには少々の誤算があり、「曖昧さ」「いい加減さ」が音楽というものにとっては非常に重要なものであったことが再認識され、いまでは敢えてハードウェア・プロセッサーを使うことが少しの憧れの的になっているような側面さえあります。

 

 

 

さて、長い前置きでしたが、UNIVERSAL AUDIOは二世代にわたり世界の音を魅了させてきたブランドです。

 

 

一つはアナログ。

二つ目はデジタル。

 

 

つまり前置きでご紹介した「かつての悩み」も「願いが叶って初めて知った誤算」も、身をもって体験してきた貴重なブランドです。

 

 

そんなUNIVERSAL AUDIOの現代のベストセラー製品は「UAD」DSPプラグインシステム。

まさに「かつての悩み」「願いが叶って初めて知った誤算」の両方を逆手にとって良いとこ取りをしてしまった、大ベストセラー製品です。

 

 

そして、UNIVERSAL AUDIOが満を持して、再び、「かつての悩み」「願いが叶って初めて知った誤算」を逆手にとって生まれたものが、「ApolloTwin」オーディオインターフェースシリーズです。

 

 

 

 

Apollo Twin とは?


音に関わる設計は、ApolloTwinシリーズは全く同じです。

では「どういう違いがあるのか?」というところが気になるポイントですが、そのこたえは非常にシンプル。

 

 

 

ApolloTwinシリーズの違い|使えるOSが異なる

Thunderbolt仕様のApolloTwinである「Apollo Twin DUO」「Apollo Twin SOLO」は、Mac専用のオーディオインターフェース。

対してUSB3.0仕様の「Apollo Twin USB」は、Windows専用オーディオインターフェースです。

 

近頃のオーディオインターフェースは、いわゆる「ハイブリッド」と呼ばれるWindows/Macの両方で利用出来る製品が多いですが、ApolloTwinでは以上のように使えるOSが異なり、例えば「Thunderbolt – USB変換」などを利用して「Apollo Twin DUO」をWindowsで利用する、ということはできません。

 

この仕様は「購入前のわかりやすさ」で言えばデメリットと言えるかもしれませんが、購入後を考えるとメリットばかり。やはり「使われる環境(OS)を絞り設計」という形が取られている方が、はるかにパフォーマンス性や安定感が異なるからです。

 

 

 

ApolloTwinシリーズの違い|DSPの搭載数が異なる

ApolloTwinは音質に優れたオーディオインターフェースですが、同時にプロフェッショナルスタジオで愛用される「UADプラグイン」を利用することができます。

この「UADプラグイン」を利用する分の処理を行ってくれるものが「DSP」というチップです。

 

 

DSPとは?

一般的にパソコンのCPUが良いものほど、DAWは安定して利用できます。

とはいえ、プラグインを利用すればするほどCPUへの負荷は高まり、DAWは重く・鈍く、時として「落ちる」という事になってしまいますが、DSPはこうしたCPUにかける負荷(演算)を行ってくれるものですので、CPUに負荷を与えず安心してプラグインを利用することができます。

 

 

ただしDSPにもCPUと同じく「どれくらいの処理を行えるか」という際限があります。

ですから、より多くのUADプラグインを利用したい場合には、より多くのDSPを用いる必要がありますので、Apollo TwinシリーズにはDSP数違いのラインナップも用意されている、というわけです。

 

 

さてそんなDSP、「Apollo Twin USB」「Apollo Twin DUO」ではDSPは「2つ」「Apollo Twin SOLO」ではDSPは「1つ」搭載されています。

 

 

DSPは1つあたり、大人気UADプラグイン「Teletronix LA-2A Classic Leveling Amplifier (Legacy) 」を最大24つ起動できるパワーを備えています。(サンプリングレート44.1kHzの場合)

ですからDSPを2つも搭載しているということは、かなり贅沢なプラグイン環境を楽しむことができるというわけですね。

 

 

 

驚愕のサウンドクオリティ、APOLLO TWIN

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まず、「APOLLO」という製品を皆さんはご存知でしたでしょうか?

 

「何それ?」という方のために少しご紹介すると、、、

APOLLOは一流スタジオやアーティストに愛用されてきた、非常に高額なプロフェッショナル・オーディオインターフェースです。いわゆる業務機器といえるクラスの製品ですね。

 

ご存知の方は、「APOLLOってあの高額なスタジオ機材でしょ?」くらいの感覚があったのではないでしょうか。

 

 

この感覚、ApolloTwinが登場するまでは確かに大正解だったのですが、Apolloの入出力数を減らす事により高いコストダウンに成功したApollo Twinの登場により、今では間違いといえる状況となりました。

 

 

「多くの入出力が必要とされ、その隅々のクオリティまで抜かりのなく」という設計思想で生まれるスタジオ機材としての設計ではなく、「完全に個人用途」という仕様に徹する、つまり入出力の数を削減しコストダウンを実現、というだけで、その装備された少ない入出力の一つ一つが紛れのないスタジオハードウェアクラスだというわけです

 

 

 

「良い音」の音質の方向性

ところで、「音質の良いオーディオインターフェース」という言葉は広く使われていますが、個人的には今や「音が良いのは当たり前、その次のステップ」でオーディオインターフェースを選択すべき時代だと思います。

 

 

つまり、「"良い音"の方向性」を選択するのが良いのではないか?ということですね。

 

 

 

販売台数から考えると「代表的な音が良いインターフェース」といえばRME FIREFACEシリーズになりますが、この製品は「ピュアサウンド」がウリであり、「エンジニアリング的嗜好」の世界で良い音だと言われている傾向があります。

 

 

しかし、ギタリストやボーカリストにとって「エンジニアリング」なんてものは専門外、最終ミックスやマスタリングは詰まるところ専門エンジニアに頼むのがベストな選択肢、と考えている方が多いとおもいます。

 

そんな人たちにとって、FIREFACEは果たしてベストチョイスなの?というと、個人的には「いずれエンジニアリングをがっつりマスターするつもりがあるのであれば、、、」としかいえません。

 

 

 

歌い手、ギタリストのための高音質

対してApolloTwinは、アーティスティックでミュージシャン的嗜好の強いサウンド。

 

パッと聴いて「この音いい!」というサウンド。

例えるなら、良いギターやアンプに出会った時のような、設定が何であれ「良いね〜」となる感じ。

 

 

わざわざ敢えて悪く言うなれば「良い音になるよう音楽的な何かが足されている」とも言えるのですが、プロ基準としての「良い音」の範疇を超えるほど度が過ぎたサウンドではなく、世間で言われているような「フラットでー、、、」「透明度が高くー、、、」「レンジが広くー、、、」は当然踏襲されています。

 

というのも「何と比較してフラットなのか?」という話でして、APOGEE QUARTET(¥199,800-)、RME FIERFACE UCX(¥159,800-)などと比較すると、APOLLO TWINは「味付けがある」という話です。

 

 

そもそも、クリアで味付けのないサウンドが良い(特にエンジニア方面)とされているのは、「録った後にDAWで好きなようにエディットし、要望されるサウンドにより近づけるため」であって、冒頭に説明したエンジニアリング的ツールがあり、それらを正確に使いこなせる技術もある、という所が前提なわけです。

 

ということは、エンジニアではない「歌い手」「ギタリスト」などのプレイヤーの方々にとっては、むしろ「音楽的で活き活きとしたサウンド」になるよう「ほんのスパイス程度」の味付けがあった方が良いのではないでしょうか。

 

 

それにしても、このような事を思わせてくれるのは機材設計の「絶妙なバランス感」があってこそ、やはり「アナログ/デジタル」の二つの時代を通過してきた歴史あるブランドだからこそ為せるワザだな、と感心させられるところですね。

 

 

 

単なるインターフェースではないApolloTwin

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ApolloTwinのもう一つの特徴、それはベストセラーのUADプラグインが使える、ということ。

 

「DSPパワーで動かすUADプラグインは、もう必要ないよね」などどいう意見もある昨今ですが、マシンパワーがどれほど上がった、といっても未だに軽快な動作のための工夫は「常識」といわれるレベルで行われていますし、もっと言えば人間の欲は尽きないもの。

 

DSPパワーがプロセッシングを負担してくれる、というのは無いよりも断然あったほうがよいものです。

 

 

 

そもそも、一番重要なことはApolloTwinのDSPが処理を負担してくれるということではなく、あのUADプラグインが利用できる、ということではないでしょうか。

 

 

 

というのも、UADプラグインは冒頭でお話しした「現代のツール」という視点から見て、全く貴重かつ高品位なプロセッサーだからです。

 

UADプラグインを愛用するエンジニアさん方は「現代のツール」としての側面はWAVESやSONNOXなどが担ってくれるのだから、オリジナリティ(かつて味があった頃のサウンド)を出すためにUADを使う、という傾向が強いです。

 

 

つまり「ミックス・マスタリングは本職の人がやってくれれば」で良いアーティスト感覚からすれば、持つべきプロセッサーはUADのような「ユニークさ」を持ち、かつエンジニアリング用途に耐えうる高い品質のものを持つのがベスト。

 

現代の精巧なツールで得られる精巧なプロセッシングなどは、プロにお任せすれば良し、ということですね。

 

 

 

UADプラグインとは?

ApolloTwin本体の中には「DSP」というパソコンのようなものが組み込まれており、UADプラグイン・ソフトウェアの動作演算処理の全てを、このDSPが行います。つまり、DAWを起動するパソコンへ、UADプラグインを利用する分の処理負荷を与えずに、UADプラグインを利用できるわけです。

 

UADプラグインは、ApolloTwinなどに搭載されるUADプラグイン対応のDSPでしか動作させることができませんが、その反面UADプラグインを正確・確実に動作させる安定性を持ち合わせていますので、単に負荷がかからないだけでなく、パソコンのCPUを利用するWAVESやSONNOXなどのプラグインよりも反応速度や動作安定性に長けています。

 

現在UADプラグインは、UniversalAudio社のホームページに記載がある通り、多くの一流スタジオで利用されている品質の高いプラグイン・プロセッサーでもありますので、これを入手できるメリットは非常に大きいでしょう。

 

 

 

ApolloTwinに付属する優秀なUADプラグイン

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UADプラグインはAppStoreでアプリを購入するように、必要なものだけ後から購入して利用することができます。

 

 

同時に利用できるUADプラグインの数は、「各UADプラグインのDSP負荷合計」が「DSPの演算処理能力の高さ」以内に収まっていれば幾つでも利用ができます。

 

また「ApolloTwinだから利用できないUADプラグイン」などというUADプラグインもありませんので、ApolloTwinであってもユニークなサウンドメイクのための機材として、個性を出すためのエンジニアリング機材として利用していただくことが可能です。

 

 

 

そんなUADプラグインですが、まずApolloTwinを手に入れたら何の課金もなく利用できるUADプラグインが付属しています。

 

付属UADプラグインは複数あるため、これらUADプラグインは「Realtime Analog Classics UADプラグインスイート」などというパッケージで呼称されています。

 

この「Realtime Analog Classics UADプラグインスイート」には、ミックスなどのエンジニアリングで利用できるプロセッサーだけでなく、ギター/ベースアンプサウンドを再現するアンプモデリング・プラグインなども含まれており、これら一つ一つが非常に優秀。

 

 

まず当面は有償プラグインを購入する必要もないでしょう。

 

 

 

ボーカリストやギタリストに最適なApolloTwin

apollotwin

冒頭でUniversal Audioは二世代に渡り音楽的な製品を生み出してきたブランド、というようなことを申し上げ、その中で「アナログ・デジタル双方の良さ悪さを身をもって経験してきた」「それを活かして生まれた製品がApolloTwin」というような事もご紹介致しました。

 

 

その際たる能力をここではご紹介してみたいと思います。

 

 

 

ApolloTwinには「Unison」という呼称がつけられた機能を備えています。

 

この機能を簡潔に述べると「完璧に"あの機材"なアナログサウンドが、しかも様々な"あの機材"の音が得られる」ということを実現する機能です。

 

 

例えば、Fender、Marshallなどの実際に存在する(または「存在した」)機材に全くそっくりなサウンドや、実際に存在する(または「存在した」)超高額なスタジオコンソールのマイクプリアンプに全くソックリなサウンドを、ApolloTwin一つで手に入れることができるわけです。

 

 

 

ここで重要な事は、「どれほどソックリなのか?」ということですが、アナログ/デジタルの双方を熟知したUniversalAudioならではの技術を採用することで、未だかつて無いリアリティを実現しています。

 

このクオリティは、どんなプラグインやモデリング系ハードでも追いつけないクオリティ。

 

ボーカリストやギタリストが、プライベートスタジオにセレクトするオーディオインターフェースとしては、圧倒的な付加価値を持っているわけです。

 

 

 

Unisonについて

unison

Unisonのカラクリは、アナログとデジタルの双方を用いることで、限りなくリアルな「あの振る舞い」を実現してくれる技術です。

 

つまり、ちょっとしたチップが搭載されているだけの昨今のハードや、全てをソフトウェアのモデリングだけで補おうとする他のモデリング製品とは存在自体が異なるわけです。

 

 

もうすこし踏み込み紹介しますと、「ギターアンプがなぜあのギターアンプのサウンドがするのか?」という事には、かなりの割合で、インプット端子やインピーダンスの仕様が担っていることが関係しています。

 

 

 

つまり電材、結線、パーツをどれだけモデリングで補えても、その前の「入力段」でウソっぽくなってしまっては、後からどうしようも無い、というのがモデリングの限界であるわけです。

 

 

 

そこでUnisonでは、ApolloTwin搭載の「ギター入力段」や「マイク入力段」の電気的仕様そのものをカメレオンのように多様に可変させる技術を開発。

例えばUADプラグイン「Fender ’55 Tweed Deluxe Plug-In」を挿すと、ギター入力段の電気的仕様も可変する、という技術を採用。これにより圧倒的なリアリティが実現できたわけです。

 

 

 

ギターアンプを例にご紹介しましたが、これはスタジオコンソールでも同じことが言え、さらにUniversalAudioの「アナログ」の技術を持ってして開発された入力段ですから、カメレオンとはいえ他社では真似できないクオリティであることは疑いようのない事です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ApolloTwinのイメージに「やたら小さいし入出力も少ないくせに高いな」と感じていた方にとっては少しは良い機材なんだな、とは思っていただけたんじゃ無いかと思います。

 

 

さて、そんなApolloTwinは以下のラインナップになっています。

 

 

 

Windowsでの利用に最適化されたWindowsのためのApollo Twin

Apollo Twin USB

WindowsマシンとUSB3.0で接続利用できる、待望のApolloTwin。

DSPは2基搭載、つまりMac専用のApolloTwinで最も人気の「ApolloTwin DUO」と全く同性能なハイパフォーマンスモデルです。

 

 

 

 

Mac専用ApolloTwinのベストセラーモデル

Apollo Twin DUO

Thunderbolt接続で利用出来るMac専用のApolloTwin。

初動は「なんかちっちゃいし入出力もすくないのにやけに高いなぁ、、、」という意見が多かったのですが、徐々にApolloTwinの実力や評価・ウワサが浸透してゆき、気付けばかつて無いベストセラーインターフェースに。DSPは2基搭載しているので、コンパクトとはいえ中身はパワフル。

DSPが1基の「Apollo Twin SOLO」とそれほど大きな価格差が無い事から、どちらかといえばこの「ApolloTwin DUO」が選ばれているんだと思います。

 

 

 

 

Mac専用ApolloTwinの、コスパ重視のモデル

Apollo Twin SOLO

ApolloTwin DUOからDSPを1基抜いてコスパをアップ、というApolloTwin。

「自分は基本的にプラグインエフェクトは使わないんだよな」という方、

「録り専門」の方には、そもそもDSPの必要性はあまり無いですから、断然こちらのApolloTwin SOLOがおすすめです。

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STAFF_K Written by:STAFF_K

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