一つの楽器に2つのマイクが用いられる際に起こる位相のズレ、この解消の難しい問題を簡単に自動補正。
レコーディング時に2つ以上のマイクを同時に使用して1つの音源を収録すると、その距離の差から、録音時にはわずかに音がずれて録音されます、これを同時に再生するすると、わずかにずれた時間の差(位相差)により再生された音のフォーカスがぼけたような音として再生されます。例えば同録での台詞の収録などの場合、ピンマイクとガンマイクで収録された音には音源からマイクまでの到達距離が異なるため、収録されたガンマイクの方が音はピンマイクの音よりわずかに遅れて収録されます。
Auto-Align はこれら2つの音の位相差を簡単に整えて再生出力することができるとても便利なツールです、音源を2つの位置の事なるマイクで収録したり、DIBoxとマイクで収録した音などの音の遅れを解消します。サンプル単位の音のズレなどもボタン一つで素早く解消することが可能で、これによりよりクリアーなサウンドを得る事ができます。
Auto-Alignは2つのトラック間で、同一音源を異なる位置からマイクや入力機器から収録した音源の音のズレを解消し、原音のオリジナル特性を最大限忠実に再現するために非常に有効なソフトウエアです。
主な特徴
- サンプルタイム(音の時間差)と位相の"ズレ"を自動補正
- ひとつの音源に対し複数のマイクで収録した際のわずかなディレイを検知、修正
- ディレイ修正だけでなく、加えて位相ズレも自動検知と補正が可能
- 位相補正したいトラックにAuto Alignを起動し、SEND/RETURNチャンネルを合わせるだけの簡単設計
- SEND/RETURNチャンネルは0〜9の全10CH搭載
- "音のズレ"の数値をサンプル、ミリサンプル、インチ、センチメートルで表示切替が可能
- 位相反転させるポラリティスイッチを搭載
活用シチュエーション例
- スネアのトップ/ボトムを二本のマイクで狙うシチュエーションに。
- アコースティック・ギターのネック/サウンドホールを二本のマイクで狙うシチュエーションに。
- エレクトリック・ギターのレコーディングでオンマイク・オフマイクの2本で収録したシチュエーションに。
- 台詞やダイアログの収録など、ピンマイクとガンマイクなどを用いるシチュエーションに。
動作要件・対応フォーマット
- Windows & Mac対応
- WIN:Windows XP以上,2GB RAM
- MAC:Intel Mac,OS X 10.5 (Leopard)以上,2GB RAM
- フォーマット:AAX,RTAS,VST,AU
- 32/64bit OSに対応
- インターネット接続環境(オーソライズに必要となります)