昨日、CUBASE 8のローンチ・イベントに行ってきました。
スタインバーグの開発チームの日本向け挨拶から始まり、CUBASEのセミナーやデモではお馴染みの青木繁男さん、あと先日のInterBEEでのメディアインテグレーションブースでDigiGrid iOSのセミナーをされていた大島 崇敬さんの「掛け合い」デモで、分かりやすく面白かったです。
で、結局、僕がもの凄く良いなぁーと思ったのは、やっぱりCUBASEのMIDI(ソフトシンセ)を扱う際の機能面、とりわけコードの管理はスゴいなぁと思いましたので、それを少しご案内です。
CUBASE PRO 8 のコードパッド、コードアシスタントの機能
CUBASEにはマウスクリックや外部MIDIキーボード等からの入力で簡単にコード(和音)が鳴らせるコードパッドという機能が備わっています。
これにより鍵盤やコードそのものに馴染みが無い人でも様々なコードを音楽制作に用いる事が出来るのですが、そのコードパッドを使っていると、「コード進行」まで楽に出来ないかなぁとか思ってしまうもの。
そんなコード進行をアシストしてくれる機能として「コードアシスタント」という機能があり、そのコードアシスタント機能を使いやすくしてくれる「近接コード」というのがスゴく良い感じでした。
例えば、ギターでコード進行を考えてる時に、メロディの乗り方は悪く無いけど、何だかコードがありきたりで微妙だなー とかって事ありませんか?そんな時に具合の良いコードを探すわけですが、大半の人はコード本を開く、五度圏を参照する、した事無い手の形でストロークして みる、だとかだとおもいます。
このなかで「コード本見る」「した事無い手やってみる」は割りかし良くありますが、「五度圏」となると少しのお勉強が必要になるので、大変です。
そこで、CUBASE PRO 8では「五度圏」をよりユーザーライクにしたような、「近接コード表」が用意されたという訳です。
上記の近接コード表の場合はCを起点とした場合。
砲丸投げの様に放射状に線が引かれていますが、その線が起点から近いほど、起点コードの次に来るコードとしてベタなものと、見る事ができます。
という事は、Cを起点とした場合、ベタにコードを選ぶとするとF、G、Bフラット、D、 という選択肢がある訳です。
で、Dを選んだとしましょう。
C > Dっていう進行、もう超ベタですよね。
そして起点CからDの「方向」へ「線を結んだ」と考えると、、、下記画像のような「範囲」が考えられます。
この範囲が「目安」としての適切かな?というコード。
どうですか、一目で分かる感じです。
しかし注意すべきは、位置関係上、起点Cから「遠い」ほど、進行上の関係性は薄れます。
つまり、「際どい」コードという事です。(Aaugへ飛んで「良いコード〜!」って喜ぶ人は少ないと思います。。)
ただ、CUBASE PRO 8のこの近接コード表上のコードボタン、クリックするとMIDIノートが発信されるので、コードを「聞いて」確認する事が出来ます。
つまり、以上のような見方で範囲内のコードをぽちぽちクリックするだけ。
最も気に入ったコードは、そのコードボタンをシーケンサー画面へドラッグドロップする事でMIDIノート・コードを貼付ける事まで可能です。
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